CONSERVATIVE DENTISTRY日本歯科保存学会とは
できるだけ歯を抜かない・いつまでも自分の歯を
保存歯科とは、歯をできるだけ抜かずに、いつまでもご自身の歯で噛めるように治療を行い、大切な歯を維持、保存し機能させていくことを目的とした歯科の一分野です。
日本歯科保存学会は、歯を保存することを目的とし、患者さんのために治療を実践し、保存治療の向上、発展のための研究を行う歯科医師や研究者が集まった会です。
また保存治療を行う歯科医師に対して、日本歯科保存学会が独自の試験を行い認定した歯科医師が、歯科保存学会専門医となります。
保存歯科治療は…
歯を失う主な原因は、むし歯による歯へのダメージや歯の神経(歯髄)が病気になる歯根の病気、歯周病などにより歯の土台」が崩れてしまうことが挙げられます。
上記のような状態を防ぐために、保存歯科の治療方法としては、「むし歯の治療」「歯内治療」「歯周病治療」の3つを専門的に行います。
むし歯の治療
できるだけ健康な歯を削ることなくむし歯を取り除き、欠損した部分を詰め物やかぶせものをいれて、出来るだけ長持ちするように適合にもこだわります。
歯内治療
虫歯が進行すると、毒素や細菌が歯の神経の内部まで到達し、周囲の組織へと拡大していき、炎症が起こり骨が破壊されてしまいます。
歯内治療では、肉眼では見えない部分が多い為、拡大鏡などを用いて、感染した部分(根管)を確実に除去し、お薬を入れて感染の拡大を防ぎます。